ジュエリーのキラキラした輝きを身につける喜びは素晴らしいものです。
そのキラキラを生み出しているのが職人がおこなう磨きになります。
今回は磨きの技術についてご紹介させていただきます。
細部まで綺麗に磨かれたジュエリーは石までも美しく見せます。
宝石を美しくジュエリーに仕立てる時の最終工程がこの磨き。
磨きの技術は見るだけで職人の技量がすぐにわかってしまうほど難しく、非常に奥が深いです。
鏡のように磨き上げるには熟練の技が必要となります。
磨きをおこなうときはモーターやバフなどの機械を使います。
研磨剤をバフにつけモーターを回転させその摩擦力で磨いていくのですが、
バフは高速で回転しているためジュエリーがその回転に弾かれてしまいます。
そのためコントロールがし辛く、一定の力をかけてジュエリーを磨くことは非常に難しい作業なのです。
ジュエリーのサイズが小さくなればなるほど難しく、高い技術が必要になります。
磨きは出来上がっているジュエリーの表面を滑らかにする作業。
研磨剤を使っていますから力を入れすぎてしまうと削ってしまう可能性もあります。
ジュエリー制作の最終段階で台無しになってしまっては困りますよね。
1点ずつ時間をかけて行うため、磨きにこだわる職人であればあるほど大量生産は難しくなります。
HemavatiのLuckシリーズ。小さく薄いジュエリーは指先のコントロールが難しく、高い技術が必要になります
他にも、仕上げの方法を変えるだけでもジュエリーの印象が大きく変わります。
通常の磨きは鏡のように磨かれるので、覗き込んだ人の顔が映るほど輝いています。
それとは反対の仕上げがマッド仕上げと呼ばれる方法です。
これはあえて光らせずマッドに仕上げる方法で、落ち着いた仕上がりが魅力です。
見た瞬間の印象が大きく変わるので、ジュエリーをオーダーする時やジュエリーリフォームする時は検討してみてくださいね。
こちらは磨き仕上げ
こちらはマッド仕上げ 洋彫りが入った同じシリーズのアイテムでも印象が大きく変わります。
今回は磨きについてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
ジュエリーリフォームをする時はぜひ、そのお店で製作されたオリジナルジュエリーの磨きをご覧になってみてください。
細部まで鏡のように磨かれていたなら、きっと良い職人がいらっしゃるお店だと思います。
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